『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
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アーユルヴェーダを学びにインドへ行く前に、ワイルドなお薬をたくさん飲んだりしていたので「アーユルヴェーダ=優雅なトリートメント」とは想像していなかったのですが、まさか木製ベッドとはびっくりしました!
ベッドの素材となるのは、マチン、ヒマラヤスギ、松、テリハボク、マンゴー、ニームなどの薬木。
Droni(ドゥローニ)もしくはDharapatti(ダーラパッティ)と呼ぶ、伝統の施術用ベッドです。
寝心地は…もちろんフワフワした日本のマッサージベッドの方がいいです 😛
この木製ベッドに、施術内容に応じて、マットを敷いたり、枕を置いて使用します。
写真は、ケーララ(ケララ)州でこれからオープンするリゾート施設に設置された新品のドゥローニ。これからどんどんオイルが染みこんでいきます。
わたしの学んだ病院にあったベッドのデザインは、先端が牛の頭になっていました。口に穴が開いていて、しっぽ側にもまた穴が開いていました。インドはこういったおもしろデザインが本気で使われていて楽しいです。
アーユルヴェーダの施術には、たくさんたくさん種類があります。
オイルを使ったマッサージでも人によって使うオイルは違うし、ハーブの粉を使った痩身向きのマッサージや、お米の入った袋を牛乳に浸して行うマッサージ、額にオイルなどの液体を垂らす シロダーラ もあります。
オイルは、自然からもらったたくさんの材料と手間暇かけて作られた貴重品。
その大切なオイルを特にたくさん使う施術のときは、ベッドの上に流れ落ちたオイルを集めて、無駄にしないようにする必要があります。
穴の下に受け容器を置き、しっぽ側の穴から垂れるオイルを集めたり、牛の口側に差し入れたコットンをつたい流れ落ちてくるオイルを集めます。
受け容器の下にコンロなどを置いて湯煎できる体勢にしておくと、温まったオイルを使うことができるのです。
ベッドはマッサージに適したように少し高くなっているので、患者さんは小さな階段を使って登り降りします。マッサージ後のオイルが付いた足裏では滑りやすいので、気をつけてくださいね。
どちらも輸出してくれそうです。
気になる方は直接問い合わせてみてくださいね。
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