『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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コロナの影響で、AROUND INDIA田村の5年有効インドビザは約2年間休止されていました。
当たり前のように行き来できていた日々が突如変わり、そしてこんなに長く続くとは当初想像だにしていませんでした。
いま当たり前のことも、いとも簡単に変わってしまう可能性がある。
いつかと思って先延ばしにしたら、そのいつかは二度とこないかもしれないんですよね。
行けるときにインドに行こう。
コロナで変わったことや、必要な手続きが増えていたので記録しておきます。
まずは航空券の手配から。これはいつも通り。
AROUND INDIAは、オンラインで予約しています。
AROUND INDIAは会員なので、できる限りANAを利用しています。
南インドのケーララ(ケララ)に行くので、ほんとはチェンナイ便が楽なのですが、コロナの影響で運休していたため、選択肢はデリーかムンバイのみ。
ムンバイは成田発。デリーは羽田発なので、アクセスしやすかった羽田→デリー便に決定。
運航開始・再開・休止路線のご案内(国際線) | ご予約/旅の計画 | 国際線航空券予約・空席照会 | ANA
国内線で使ったのは、IndiGo インディゴ。
AROUND INDIAは、IndiGoで「International Connection Baggage 8kg」を事前購入しておいたので、基本の15kg+8kg預けられました。
国際線乗り継ぎの場合は、預け荷物の許容量をアップさせることができる場合が多いです。
24時間以内に乗り継ぎ必須など、利用要件があるので、荷物が多い方はご利用の航空会社に確認してみてくださいね。
Air India エアインディア。
国内線のエコノミークラスの預け入れ荷物が25Kgと多いので、エアインディアは荷物が多い方におすすめです。また他社の場合は追加購入が必要なことが多い食事や飲み物などのサービスも、エアインディアは料金に含まれています。
ANAと同じスターアライアンスに加盟しています。
インドは、72時間以内のコロナ陰性証明の提出が必要です。
さらに、乗り継ぎ先のケララの空港では、国内線の乗客にも72時間以内の陰性証明を求めていると記載されていました。
ケララ着13:40なので、3日前の13:40以降に受検。
日本発9:40なので、2時間前にチェックインするとして、7:40までに結果を受け取れるようにしました。
検査料金はピンキリで、数千円から4万円ほどまで。
県の無料事業で受けられたらよかったのですが、残念ながらわたしは当てはまらず自費でした。
インドが求めているのはRT-PCR(リアルタイムPCR)。
月火水金の13時までなら当日メールで、13時以降なら翌日メールで結果を届けてもらえる、横浜・六角橋の神戸医院にお願いすることにしました。
英語の証明書が必要です。
ケララのアーユルヴェーダ病院から直接国に帰る人は、病院でPCR検査の結果を受け取ることができていました。
AROUND INDIAはデリーに数泊する予定だったので、国内線はPCR検査不要とのことで、デリーで自分で手配して受けることになりました。
デリーで困った時はシゲタトラベル。日本語べらべらな社長のラジェンダさんのもとを尋ねると、先にあちらから「PCR検査しますか?」と聞いてくださいました。
その場ですぐ電話して、30分くらいしたら担当の方がやってきて、ちょっと裏に行って鼻腔と喉のサンプルを採取して、夕方にはメッセージで検査結果が送られてきました。
滞在しているホテルへ訪れて採取してもらうことも可能とのことなので、デリーでPCR検査をしたいときはシゲタトラベルに聞いてみてくださいね。ニューデリー駅近くのホテルHari piorkoに入っています。
ANAの場合、搭乗前にANA Travel Ready(渡航書類事前確認)を行っておくと当日の窓口での手続きが楽になります。申告の受付は、出発時刻12時間前まで。
AROUND INDIAの場合、有効なビザだったのですが、そのビザを使って渡航した人がまだいなかったためエラーになってしまいました。
Air Suvidhaへの自己申告が必須です。名前やパスポート番号、搭乗情報、ワクチン接種について、PCR検査について、滞在先等の詳細などを入力および書類をアップロードします。
ワクチン接種は必須ではありませんでした。
日本に入国する前に、MySOSファストトラックというアプリで検疫手続きの一部を事前に済ませることができました。
アプリに登録するタイミングは、日本入国予定日の2週間前から、日本到着予定日時の16時間前まで。
出国前72時間以内のPCR検査証明書も登録するのですが、それがなくても利用は可能です。
アプリ上で登録する際「検査証明書の事前登録の有無」の項目では「無」を選択して登録を行います。「無」と登録した場合は、入国時に紙の検査証明書などを提示するそうです。
どの国に滞在していたか、ワクチンを3回接種しているかによって、隔離などの措置が変わります。詳しくは、厚生労働省・入国者健康確認センター 日本へ入国・帰国する皆様へ を確認してくださいね。
AROUND INDIAがファストトラックに登録したのは、前日にPCR検査の結果を受け取ってからでした。
必要なのは、ネットに繋げる環境、航空便情報、パスポート番号、ワクチン接種証明書、PCR検査陰性証明書で、比較的かんたんです。
ワクチン接種証明書を一枚しかアップロードできないのですが、AROUND INDIAはふたつの市区町村から発行されていたため、いちど差し戻しになりました。2枚を一枚に加工したり、ちょっと面倒でした。
翌朝アプリを確認すると、青色に変わっていました。
アプリの画面の色によって、日本到着時の空港での対応が変わります。
赤色の画面:事前登録が完了していません。
ファストトラック
黄色の画面:検査証明書以外の登録が完了している状態です。ファストトラックをご利用頂けますが、航空機搭乗時や入国時に紙等で検査証明書を提示する必要があります。
緑色の画面:すべての事前登録と審査が完了している状態です。
青色の画面:出国前72時間以内の検査証明書が受理され緑色の画面になった後、下記に該当する場合のみ変化します。
・「青」区分の国・地域から入国する
・「黄」区分の国・地域から入国し、3回目のワクチン接種証明が受理されている
「青色の画面」については入国時点での滞在国・地域の区分変更により、画面が緑色に変わる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
羽田空港では検疫ルートが定められていて、その流れに沿って進んで行きました。
アプリの画面を見せるとルートが振り分けられます。
AROUND INDIAはワクチン3回接種証明があったのでスムーズに進め、隔離もなし。
もらった青い紙を入国審査官に見せて無事帰国することができました。
インドに行くことは、PCR検査などいつもと違う手配が必要な点では面倒でした。
でも着いてみると、もはやしたい人がマスクをしているという感じで、マスクをしない人を避けるようなこともありません。
デリーでは、いくつかのお店でマスクしていない人の入店を拒否するところがありましたが、店内に入るとお店の人はマスクから鼻が出ていたり、アゴにかけていたりと厳しくない模様。
地下鉄の中でも50%くらいの人がマスクをしている感じで、会話も普通に行われていました。
感染状況がひどいときは、ロックダウンやお店などでの人数制限などがすぐさま行われていたようですが、わたしが滞在している間はありませんでした。
デリーでタクシーに乗っていた時、一度マスク検問に遭遇しました。
検問前にさっとドライバーさんがマスクをつけていました。罰金や懲罰があるどうかは不明です。
ケーララ(ケララ)の病院では、スタッフは受付の人だけがマスクをしていました。外来患者さんは大体していました。バスなど公共交通機関に乗る人もマスクをしている人が多かったです。
病院に滞在しているひと、訪ねた各家庭ではみんなマスクしていなかったです。
2年間のマスクあり生活から、一気にマスクなし生活に移ることによる違和感はまったくなく、すぐに当たり前になりました。
直接空気を吸ったり、笑顔が見えるっていいですね。
2022年8月8日から、ワクチン二回接種している証明があれば、インド入国時のPCR検査は不要になりました。