『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』
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AROUND INDIA田村です。
わたしも最初、Parboiled riceと書いてあるのを見て疑問に思いました。
パーボイルドだと、湯がいたとか、湯通ししたお米という意味だと思うのですが、普通に売っているお米(ローライス)と見た目が変わらなかったのです。
そもそも、インドにはお米の種類がたくさんあります。
上の写真は、Ponni riceというお米の種類。
小さい粒のものや、すごく長いもの。ぷっくりしたものなどなど。
料理になると、こんな感じです▼
米文化の地域も多く、わたしがアーユルヴェーダを学んだケーララ(ケララ)州では、毎日お米を食べました。
さてさて、パーボイルドライスのお話ですが、これは加工法をさしているのでした。
ローライスは、日本と同じように生のお米を意味します。
パーボイルドライスというのは、お米に特別な処理をしてから精米しています。籾(もみ)を吸水させる→蒸す→乾燥→籾すり(籾から玄米なる)→搗精(とうせい:で玄米から白米になる)
詳しくは、「インドのパーボイルドライスの技術」荒井克祐 をどうぞ≫
パーボイルドライスは伝統的な加工方法なのですが、手作業でも脱穀しやすくなり、栄養価が高まり、劣化しずらいそうです。うまくできているものですね。
インドだけでなくアジアにも伝播し、近年ではイタリアやアメリカでも取り入れられているそうですよ。
日本米にも合うのかな?
ひょっとしたら、そのうち見かけるようになるかもしれませんね。
南インドのパーボイルドライス、日本でも手に入るので試してみてくださいね。