『ケララ秘伝
暮らしのアーユルヴェーダ』
伊藤武・田村ゆみ共著
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『アーユルヴェーダと〇〇 vol.1 パンチャカルマ基本編』田村ゆみ著
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Times of Indiaにアーユルヴェーダを使った詐欺のニュースが出ていました。
悲しいかな、インドのアーユルヴェーダが全て本物ではないので盲信にご注意ください🙏
今回の詐欺は、Siddi Ayurvedic Medicineという施設を運営し、偽物の薬を高額で売っていたという人たちのもの。
朝ジョギングしているふりをしてお年寄りに近づいて悩みを聞き出す。
そして「自分の家族も同じ悩みを持っているけど、Siddi Ayurvedic Medicineの薬で治った」という風に促すのだそうです。
現地の方たちも騙されてしまった、その騙した人たちはギャングなんですって……。
アーユルヴェーダにギャングとは驚きでした。
なにはともあれ、無事逮捕されてよかったです。
カンナダ語か英語で話す2人の若い男が、公共の場で弱い立場の患者やその家族に近づき、あるヒーリングオイルの力を説明する。
患者や親族がそのオイルを買うことに同意すると、彼らのうちの一人がその日のうちに家族を訪れ、ハーブやココナッツオイル、花など、被害者が買った材料を使ってオイルを調合する。
オイルができあがると、男は家族の一人に店まで同行するよう頼み、そこでオイルに加えるバスマ(鉱物薬)を買うために大金を払うよう言われる。
健康の悩みを聞き、心を開いたタイミングで「すごくいいオイル/薬がある」なんて言われたらすがりたくなるもの。巧妙です。
実際、お寺の近くなど何か悩みを抱えている人が集まるような場所で、怪しげなアーユルヴェーダを謳うものを売る人に出会うこともあります。
インドがアーユルヴェーダの本場であっても、ぜんぶ本物、ぜんぶ良いものとは限らないのでご注意ください。
参考記事:Four men held for selling fake Ayurvedic medicine in Bengaluru | Bengaluru News – Times of India