浣腸

浣腸法 バスティVastiとは?

パンチャカルマで一番多くの患者さんに処方されるのがバスティ 浣腸です。

浣腸という言葉からご想像の通り、肛門から腸に薬液を注入します。腸というのはアーユルヴェーダではとても大切な器官であり、腸から吸収したものは全身に影響をおよぼします。

バスティは、ヴァータ Vataというドーシャに最も働きかける方法です。ヴァータには、全身を風のように駆け巡る性質があります。悪いものも良いものも運びます。バスティによって、ヴァータの状態が良くなるなると、毒素であるアーマや汚れたドーシャなどを、正しく運び出したり栄養をきちんと届けることができるようになるのです。

バスティには2種類あり、それぞれ使用する薬液が異なります。

  1. 大量のバスティ:煎じ薬
  2. 少量のバスティ:オイル

ただその場だけの「全て出す」というのが目的なら、排泄を促す強い薬を使えばいいのでしょう。でもアーユルヴェーダは、根本から良くしたいという目的があるので、潤いや栄養も与えるのです。潤いはとても大切です。例えば…

  • 適切な潤いのある腸を通過する便は、水分を保った状態でいられるので排便しやすい
  • 乾燥した腸を通過する便は、水分がどんどん失われ便秘となりやすい
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YUMI TAMURA

アラウンドインディア 田村ゆみ。日本とインドを行き来しながら、暮らしに取り入れるアーユルヴェーダや元気の知恵を探っています。 インド政府認定アーユルヴェーダ・パンチャカルマセラピスト。ケララ伝統武術カラリパヤットゥ・セラピスト。元インド号編集長。ケララ州のアーユルヴェーダ病院PVA Ayurveda Japan日本代表。著書『暮らしのアーユルヴェーダ』

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